私はあと数年で50歳を迎えます。
まだ若くてなんでもできるという気持ちの裏に、老けたという若さを失った喪失感、閉経というリミットなど不安も怖れも持っているのがアラフィフ。
外側から若さを保つことに時間やお金をかけることもいいけれど、最終的に年齢を重ねてもなお人を魅了する美しさって「心がしなやかで強いこと」だと私は考えています。
好きなことを楽しんでやっている人は若々しいなんていいますが、心のアンチエイジングってどうしたらできるんでしょう。
日経ヘルスの1月号で、現役で活躍する80代90代の女医の健康法が紹介されていました。84歳の母と同じ世代の女性の話から心のアンチエイジングの秘訣と言えそうな部分をチェックしてみます。
80代90代の現役女医が語る若さの秘訣
今年84歳になる母のことを人前で素敵だと言ったことはないのですが、私のアンチエイジングの理想的な存在であることは間違いありません。
そろそろ辞めたいといいながらも介護の仕事を続け、良い意味で自分の思いどおりに生き、ストレスがなく楽しそうな母。その姿をみていてもアンチエイジングで大切なのは「充実している心=内面」だと思うのです。
日経ヘルスで健康法を紹介されていた定年を超えても働く4人の女医さんは、80代と90代。高齢者の患者を診察するって大変だと思うのですが、脳も体も健康で働けるって素晴らしいですね。
4人の方それぞれから印象に残った言葉をご紹介したいと思います。
ときめきは医療を超える
熱中できるものがあるのが、心と体の元気の素
81歳
なんでも70代で嵐のファンクラブに入会したそうです。嵐はファンクラブに入会しないとコンサートのチケットとれないですからね。
57歳で開業したクリニックには嵐のミュージックビデオが流れているそうです。なんて楽しそうな職場でしょう。
私の母は、45年くらいずっと五木ひろしのファンです。小さいころは毎朝お掃除タイムに五木ひろしが流れていて嫌でしたけど(笑)
私自身は最近ときめく有名人はいないのですが、CMを見るたびステキ!と密かに想っているのは、ピアニストの大井健(おおいたけし)さん。
息子たちはXperiaのCMを見てるときのお母さん怖いって言ってました。大井さんとお揃いのXperiaに機種変しよっかなー。
強くてマッチョな男性より繊細な男性が素敵だと思うのは、自分がそれだけ強くなったせいでしょうか・・・
世の中の役に立ちたい
生きることはしんどいですが、しんどいことは楽しまなきゃ。
84歳
この方は45歳で乳がんになり、閉経後の50代には骨粗鬆症で3度の骨折を経験されたそうです。
元気な今をありがたく思い、世の中のために自分の力を使いたいという言葉には、しんどいことを楽しみながら乗り越えてきた強さを感じます。
自分の健康へ感謝することって忘れてしまいがちですね。人から「ありがとう」と感謝されるとき、自分が元気でいられること、この命が世の中の役に立っていることに気がつける私でいたいと思いました。
世の中の役に立つ方法はさまざまですが、私は現在の仕事とブログを続けていきたいです。
介護の仕事をしている母もきっと、高齢者の患者さんをみながら自分が健康でいるありがたさを感じているに違いありません。
人生を輝かせるカギは好奇心
自分が楽しまなきゃつまらない
88歳
自分の気持ちを高めるためにおしゃれを楽しんでいるという88歳の女医さん。イッセイミヤケの色の組み合わせが明るくて着ると楽しい気分になれるとありました。
心が不安だったり自信がないときは、地味な色を選んでしまうのが人の心理です。明るい色が着られること自体、とても心が健康な証拠なのかも。
明るい色の服を着る、ハイヒールを履く。メイクをする、髪をきれいにする。おしゃれは自分を、そして女を楽しむためにするもの。
多少明るい派手な色でも、自分に似あっている服は気持ちいいです。
もう若くないからって、おばさんだから何をしても同じだからって、あきらめた瞬間老け込んじゃいます。何歳になっても、新しいことを楽しむ好奇心て大事ですね。
仕事は楽しくやるのが1番
いやだいやだと思わない。
毎日の家事や床掃除もいやだいやだと思わないで全部運動筋トレになっていると思うといい。
96歳
こういう前向きな発想は、長生きするポイントかもしれませんね。
いやだ、めんどくさい。そんな言葉が頭をよぎったら、ポジティブになれる言葉を使うようにしたいです。
「できない」「足りない」のように「~ない」という言葉をできるだけ減らすだけで効果がありそう。
「言霊(ことだま)」と言われるように、口にした言葉は自分自身に投げかけられているのです。悪口や愚痴を言ったら耳を伝って自分に言っているのと同じです。
うれしい〜、楽しい〜、大好き!と叫ぶくらいでちょうどいいかな。そんな歌ありましたよね。
楽観的な気持ちで過ごせるように
4人の女医さんから学んだ心のアンチエイジングの秘訣に私がもうひとつプラスしたいこと、それは楽観的な思い込みです。
私には良いことしか起こらない。解決できないことはやってこない。私の周りには良い人しかいない。
50歳近くなって、自分勝手に良い意味に解釈することが増えて、でもこれくらいでちょうどいいと思っています。
悲観的な人は良いことが起こっても、「でも」「もしかして」なんて悪い方向へ考えるからもったいない。
考えたように人生は動いていくから、充実した老後かつらい老後の分かれ道は、自分の言葉や考え方にあるのです。
どんなにリフトアップしてもシワを消しても、本当に若返るわけではないしキリがないです。見た目は清潔感があって、自分の実年齢以上に老けてみえないくらいでちょうどいいのではないでしょうか。
ご紹介した女医さんたちに共通するのは、年齢を重ねても楽しみや喜びを見ているということ。
楽しいことや好きなことをしているときのワクワクした気持ちは、心理的に若返り効果があるのかもしれませんね。
心のアンチエイジングは特別なにかを用意する必要がなく、意識を変えるだけですぐできることばかりです。今すぐ試してみようという素直なあなたはそれだけでステキです!