「えっ?もう生理がきたの?」予定より早い出血に驚いて不安になり婦人科を受診してきました。
更年期は月経が不順になるらしいから、きっとこれが普通なんだわ。と気にしない方がいますがちょっと待って。
おどかすわけではありませんが、生理か不正出血かわからないまま放置していたら、じつは子宮体がんだったということもあるんです。
なぜなら子宮体がんは初期症状で不正出血がおこることが多いから。血の色や見た目で、何が原因で出血しているのかわからないのですから、自己判断は禁物ですよ。
私は、更年期に病気を見逃さないために婦人科に行くことにしました。どんな検査をしたのか、受診の流れについて書いておきましたので参考にしてくださいね。
遅れ気味だった月経周期が急に早くなっただけ?
これまでの月経周期は約25日で、46歳になってからは28〜30日になることもありました。ところが今回は20日で出血があって生理にしては少し早いなぁと思ったんです。
閉経までの道のりは人それぞれで個人差があります。ある日突然ピタッと終わる人はまれなんですって。
月経周期が短くなったり長くなったり。2ヶ月こなかったり、ダラダラと続く場合もあるそうです。
2月で47歳になり私が更年期なのは間違いないでしょう。そう考えると閉経に向けての月経不順で短かっただけかもしれません。
それでも自己判断せず、病気を見逃さないために婦人科で診てもらうことにしました。
不正出血の不安を解消するために婦人科を受診
これまで婦人科の検診は人間ドックのオプションで受けていました。11月に子宮頸がん、乳がん(マンモグラフィー)の検査は受けたのですが、子宮体がんは外していたんですよね。
これはダメ、真似しないで!1年に1度は子宮体がん、子宮頸がんのがん検診を受けてくださいね。
眠りが浅い、疲れやすい。このくらいの自覚症状なら必ずしも婦人科へ行かなくてもいいかもしれません。
でも私は、老後を元気に過ごすためのメンテナンスと考え、体の変化を相談できる婦人科を持っておきたかったので、今回は良いタイミングでした。
診察をしていただいた婦人科は、ママ友の話によく出てきて評判がよかった産婦人科です。2時間は待つよ〜と聞いていましたが土曜だったので3時間かかりました。泣
周辺に女性の婦人科医がいないんですね。出産だけなら男性医師でも気になりませんでした。でも更年期の体感を伝えたりするのは女性の方が安心じゃありませんか?
更年期の婦人科での診察の流れ
出血が、更年期による生理不順なのか、それとも他の病気によるものなのかを総合的に判断してもらう。婦人科での診察、検査の流れです。
問診
受付で問診票に記入します。
これまでにかかった病気、今飲んでいる薬などがあれば書きます。初潮はいつか(あ〜うろ覚えだった)妊娠・出産のことなどを細かく書きました。
月経の様子は必ず聞かれます。月経周期や期間・いちばん最近の月経、出血量などを普段からメモしておくことをおすすめします。
私はとっさに答えが出てこないから、iPhoneのカレンダーに記録していました。
そのうえで、まずどのような症状か先生の問診からスタートします。
気になる症状や悩みを具体的に伝えましょう。のぼせる、不眠、イライラの症状がつらい、こんな感じでいいんです。
私の場合、「いつもより早く生理が来たけれど、不正出血かもしれないので不安だ」ということ。「更年期なのでかかりつけの婦人科医をみつけたかったこと」を話しました。
婦人科の先生からは、年齢的に更年期と考えておかしくないですが、今回の出血で考えられることは3つありますと言われました。
- 子宮がん、子宮頸がん
- 卵巣や子宮内膜、膣などの病気
- ホルモンの乱れ、甲状腺ホルモンの病気
そのためにする診察と検査は以下のとおり。
- 子宮がん・子宮頸がんの検査をする。(結果は1週間後)
- 超音波エコー、触診で、卵巣や子宮、膣の状態を調べる。(内診ですぐわかる)
- 血液検査で女性ホルモン量を測定、間違えやすい甲状腺ホルモンのチェック(結果は1週間後)
(1週間後など検査結果までの日数は病院によって違います。)
内診・超音波検査
内診が苦手で婦人科検診を受けない人もいますが、必ず受けて欲しいです。
内診では、膣のようす、子宮筋腫や子宮内膜症、卵巣嚢腫などをみていきます。
超音波検査は子宮の大きさ、卵巣の位置・大きさ、子宮筋腫や子宮内膜症の有無、卵巣の腫瘍の有無などを確認します。
お腹にあてるものもありますが、膣に挿入する「経膣超音波」のほうがより鮮明にわかるそうです。
私は内診と超音波検査で、卵巣に腫れなどがなく、子宮内膜や子宮筋腫、膣もポリープなどの異常がないことがわかりました。
受診当日は湯船に入らず、シャワーだけ。
子宮がん検査
子宮がんの検査は「細胞診」ともいいます。内診のときに一緒に行われます。
子宮頸がん検査の場合は長い綿棒のようなもので、子宮入り口付近の細胞をとります。
子宮体がん検査の場合は、子宮の中に細い器具をいれて細胞をこすりとって調べます。これがちょっと痛いんですよね。
血液検査
血液検査は必要に応じて、女性ホルモン量の測定・甲状腺ホルモンのチェック。また更年期からは生活習慣病も増えてくるので、コレステロールや貧血、肝機能などをチェックします。
月経不順や月経量が多い月経過多は、女性に多い甲状腺ホルモンの病気でも起こります。それで血液検査をしたんですね。
また内診や超音波検査で、子宮や卵巣に腫瘍が見つかった場合は、血液の腫瘍マーカーを測定することがあります。
私の子宮がんと血液検査の結果は
1週間後に子宮がんと女性ホルモン・甲状腺ホルモンの血液検査の結果を聞きに行く予定でしたが、じつはまだ行けていません。
こんなに偉そうに書いてるのに、なんだよぉ!って思ったでしょ。
不安な気持ちのまま悩んでいるより、検査をして原因をはっきりさせるほうが安心。診察した当日も「実体験としてブログに書けるわ〜」なんてのんきでした。
1週間以上経ったいま、結果を聞くのが怖くて行けないの〜。