「断捨離しなくちゃ!」が口癖なのに、ぜんぜん片付かない。
パンパンに膨らんだ財布の中のレシート。
色が出にくくなったアイライナー。
覚えていない景品のマグカップ。
メルカリに出品しようと積み上げたままの本。
捨てたいと目についたものさえ、捨てずに放置しているのはなぜなんだろう?
片付けたいのに、片付けられない私が、YouTubeのある動画の言葉をきっかけにホンキで断捨離を再開しました。
ただ捨てるだけでは、片付けが続かなかった
一見きれいに見えるわが家ですが、引き出しを開ければこの状態。
停滞していた片付けのモチベーションを上げるために、簡単にできそうな「1日1捨て」を始めましたが続きませんでした。
https://naomi-blog.com/1discard-2017-0317/
使わなくなったモノ、ゴミ、ガラクタを見つけて取り除いていくだけでは、捨てる量が少なく思ったより減らなかったのです。
家族のものを除外して、まずは私自身が「捨てるのか残すのか」を選んでいく作業が一番つらいので無意識に避けてしまっていたんですね。
片付けって、単純にいらないものから捨てる作業だけでは、続けるのがむずかしいと実感しました。
YouTubeで観た断捨離のエピソードに気持ちを激しく動かされる
コロナウイルス感染者が世界的に広がり、日本も緊急事態宣言で外出自粛となりました。
そのころ目にしたのが、断捨離の提唱者・『やましたひでこ断捨離公式チャンネル』です。
断捨離についてのレクチャー動画が数多く公開されているのですが、中でも断捨離をして人生が変わった方の体験談をじっくり観ていたんですよ。
そして、あるエピソードに心が激しく動かされたんです。
食器を捨てたときに「とりあえず」「まぁ、これでいいや」の食器ばかり、寄せ集めばかりだった。
自分の人間関係を思い出した。
「これでいいや」というものを自分に与えていた私だから、「ま、あなたでいいか」と人に言われていたんだと気がついた。
どんなものを自分に与えるかは、人様が自分をどう扱うかなんだ。
やましたひでこさんも、同じようなことをおっしゃっていました。
ポイントでもらった安物で、いつ壊れてもOKな食器を使ってない?
それは、自分をぞんざいに扱うこと、大切にしないことに似ている。
このエピソードを聞いたときに、私は居てもたってもいられなくなってしまいました。
「もっと自分を大事にしたい!!」って強く思ったんです。間に合わせの食器を自分に与えたなんて、かわいそうすぎるわ。笑
断捨離の方法をもう一度おさらい
断捨離という言葉は、単語としてあたりまえに使われるようになりましたね。もう一度その意味をおさらいしてみましょう。
https://naomi-blog.com/difference-simplelife/
ヨガの断行・捨行・離行という行法哲学を、やましたひでこさんが自分とモノとの関係の問い直しに応用して生まれたのが断捨離です。
- 「断」・・・入ってくる不要・不適・不快なものを断つ
- 「捨」・・・はびこり堆積した不要・不適・不快なものを捨てる
- 「離」・・・とらわれた状態から、離れていく
「断つ」「捨てる」という行動を繰り返すことで、「離」の状態、すなわちゆとりのある環境、自分が自由な状態を手に入れられるというのが断捨離。
断捨離を実践する=自分とモノとの関係を問い直すこと。ヨガの入り口も自分の身体の言い分を聞くことから始まるそうです
断捨離したあとに、どんな生活を送りたいのかを決める
モノを捨てたあとに、部屋がどんな状態になっているのか。その部屋でどんな生活を送りたいのか。
具体的な結果のイメージを描くと、断捨離がうまくいきやすいそうですよ。
ダイエットで、痩せてきれいになったら何をしたいかイメージするのと似ています。
断捨離は理想の生活のために、いまの自分に「必要か」「捨てるか」を手にとって選択・決断する連続です。
私は整然と収納したいわけではなく、ものが減って取り出しやすいイライラしない生活がしたい。
無理なくできる場所を見つける
家の中を、断捨離にかかる時間とエネルギーで判定していき、無理なくできそうな場所をまず見つける。洗面所の引き出しひとつだけとか。
物置のような激ムズレベルな場所から始めたら、絶対いやになりますからね。苦手な場所は避けたほうがいいです。
あとは、時間を決める。1時間だけとか、寝室を1週間かけてとかならできそうですよね。
終わったらスタバでお茶する、映画を観にいくなど、ご褒美をもうけるのもいいみたい。楽しいことなら無理なく見つけられるな。
モノを仕分ける
まずは、片付ける場所にあるものをすべて出して、「使うか」「使わないか」を決めていきます。
「今の自分」にとって必要・適切・快適だから使うのか。
「今の自分」にとって不要・不適・不快だから使わないか
壊れていないから使えるボールペンても、持ってることすら忘れてて、いまの自分が使っていない。それは快適で満たされていないってことだから捨てましょう。
大切にしていること、重要なこと。自分が好きなことを知らないと、仕分ける作業の際に捨てられずに終わってしまうかもしれません。
食器を手放すことから再開しました
断捨離についておさらいしたところで、『やましたひでこ断捨離公式チャンネル』動画のエピソードの真似をして、食器を手放すことから再開しました。
ずっと捨てられなかった息子たちが幼稚園のころに使っていたお皿も、いま使わないからとやっと手放しました。(もう長男は20歳ですよ、長すぎるでしょ。奥さん?)
「とりあえずいいか」と実家からもらった食器類も捨てました。いまの私が使いたい気分のあがる食器で自分の毎日を満たしてあげようと思ったから。
こんな調子で断捨離をホンキですすめています。とにかくやる気がなくなったらYouTube観るのがおすすめ。
コロナ禍で長くなりそうなステイホーム。考えようによってはチャンス到来です。物を減らしてスッキリ暮らす私を手に入れたいと思います。