今さら聞けない3大保湿成分「コラーゲン・ヒアルロン酸・セラミド」の効果の違いって?

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美容クリーム

美肌の大敵は乾燥。とくに肌全体の水分量がガクッと減るアラフィフは、保湿ケアを重視することが大切になります。

ところで、乾燥してカサカサした肌を保湿したいと思ったら、あなたはどんな基準で化粧品を選びますか?

乾燥肌対策の化粧水・クリームといっても、たくさんの種類があります。「コラーゲン入り」「ヒアルロン酸含有」「セラミド配合」・・・どれも良さそうなだけに、いったいどれを選んだらよいかわかりませんよね。

私はこれまで迷ったら口コミを参考にして買ってみたり、1つのアイテムに2000〜3000円くらいの予算と決めて化粧品を選んできました。

でも、皮膚科医吉木伸子先生の著書に出会い、皮膚の仕組みや効果のある成分のことを知って「保湿」についてずいぶん誤解していたとわかりました。

値段や感覚だけで選んでは本当に肌に必要な成分を補えないと知り、ガツンと頭を殴られたような思いです。

もしかしたら、あなたも知っているつもりで勘違いしているかもしれません。

そこで、今日は、肌の乾燥に良いとうたう化粧品に入っている代表的な保湿成分「コラーゲン・ヒアルロン酸・セラミド」の効果の違いをわかりやすく解説します。

目次

3大保湿成分コラーゲン・ヒアルロン酸・セラミドの効果の違い

コラーゲン・ヒアルロン酸・セラミド、この3つの成分には共通点があります。それはもともと肌にある成分だということ。だからどれも肌なじみがよくスキンケア成分として重宝されているのですね。

ただ、肌のどの部分に働きかけるかという性質上の違いがあります。肌の構造と合わせてこの点を知っておくと、あなたの望む「肌のうるおいキープ力」を手に入れやすくなるでしょう。

詳しく説明していきますね。

コラーゲンとヒアルロン酸は、水分をつかまえておく性質がある

表皮と真皮

コラーゲン

コラーゲンは肌表面を覆う表皮の下、真皮にあります。ただ、コラーゲンの入った化粧品を使えば、肌の真皮にあるコラーゲンが増えると単純に考えるのは間違いです。化粧品に配合されている「コラーゲン」は、あくまで肌表面のうるおいを保つための保湿成分。

残念ながら、化粧水などに含まれるコラーゲンは分子構造が大きすぎて、肌の真皮までは浸透していかないからです。とはいえ、うるおい効果がまったくないわけではありません。角質層の水分を保つ作用はしっかりあります。

この働きにより、湿度が下がっても水分を捕まえてキープしてくれますから、一時的な肌トラブルや季節限定の乾燥、表面的な乾燥で済んでいる肌状態や、比較的年齢が若い方であれば、効果を実感できるでしょう。

ヒアルロン酸

ヒアルロン酸も真皮にもともとある成分で、ゲル状のものです。ヒアルロン酸1gに対して、約6Lもの水分を保持できる力があるそうです。

ヒアルロン酸もコラーゲンと同じく、角質層の水分を保つ作用があります。湿度が下がっても水分を捕まえてキープしてくれます。

化粧品にはヒアルロン酸ナトリウムの形で配合されるため、いちばんの魅力は3つの保湿成分の中で一番お手ごろな価格帯が多いこと。保湿成分にこだわったスキンケアを始めたいなら、まずはヒアルロン酸から試してみるのもよいかもしれません。

セラミドは水分をはさみこんで逃がさず、強力にキープする性質がある

セラミド

セラミドは、図のように積み重なったレンガのような角質細胞のすきまを埋めて、がっちりと角質の水分が蒸発しないようにしてくれる成分です。

細胞間脂質とも呼ばれ、構造的に水に馴染む部分と油に馴染む部分の両方を持っていて、水に馴染む部分が水分をつなぎとめて逃がさないようにしています。

水と結合した部分はラメラ構造と言われるミルフィーユ状の層を作り、何と湿度が0%になっても水分が蒸発しないほど強力な保湿力なんですって。

ちなみに、セラミドは水溶性じゃないため化粧水ではなく、美容液・クリームに入っています。

私が愛用しているのもセラミド配合の美容液。これだけで化粧水も乳液もいらないというくらい、アラフィフの乾燥肌がしっとり蘇った優れものです。

保湿ケアは美容液にこだわるのがおすすめな理由

美容クリーム

さて、コラーゲン・ヒアルロン酸・セラミドの違いがわかったところで、どのようにスキンケアに取り入れていくともっとも効果的か、ということも考えていきたい部分。

保湿にはまず水分補給とばかりに、たっぷりの化粧水を何度もパシャパシャつけてはいませんか?

シートマスクで肌に水分を浸透させて安心していませんか?

これ、ほとんど意味がないんですよね。瞬間的にはうるおいを感じるかもしれませんが、肌に水そのものを与えても蒸発するだけなんです。根本的な乾燥対策にはなりません。

また化粧水の後で速攻で乳液やクリームでフタをすると良いと思っていませんか?

この油分でふたをするといって乳液やオイルを厚く塗ったりするのも古い考えだそう。たっぷり塗ってもその隙間をぬって水分が蒸発するからです。

美容法もスキンケア商品も日々進化しています。そして、肌の回復力も若い頃とは違ってきます、ひと昔前の慣れ親しんだやり方が、通用しなくなってきているのが40〜50代と言えるかもしれません。

でも、だからこそ、見直しのチャンス!

信頼できる最新の知識や情報を得ることでキレイを実現できれば、同年代の中で一歩も二歩もリードできてしまうのですから。

一生懸命スキンケアを頑張っているのに、高価な化粧品も使っているのに、肌の調子が今ひとつという場合は、アイテム選びや今のやり方を、ちょっと見直してみると良いかもしれませんね。

今日ご紹介した保湿3大成分は、含まれている量が豊富な美容液やクリームをチョイスするのがおすすめ。

化粧水がいけないわけではありませんが、化粧水の大半は水です。保湿成分が配合されていたとしても、含有量ではどうしても見劣りしてしまうのです。

乾燥肌をいますぐ保湿したいなら美容液がいちばんです。なぜなら、有効成分が濃縮して配合されていて、目的に沿った集中的なケアができるから。

とくにセラミドが含まれているものがいいですよ。最初に触れたように、コラーゲンやヒアルロン酸が肌表面の保湿に止まるのに比べて、セラミドは角質の細胞と細胞の隙間に水分を保つ強力な保湿力があるのが魅力。加齢でキメの粗くなった肌もふっくら、ぷるぷるに導いてくれるのです。

美容液ってサイズが小さくて高いんですけどね。

でも、保湿のスキンケアとは水分を入れることではなく「皮膚が本来備えている水分を適度に含んだふっくらみずみずしい状態を保つ働きをたすけてやること」と知れば、肌に施すべきことがわかりますよね。

同じ金額を出して使うなら、きちんと高価があるものを使いたい。だから私は角質層の水分を逃がさない、セラミドの美容液を愛用しています。

アラフィフのしぼみ肌に悩んでいるなら、心強い味方になってくれるはずですよ。

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