「腸活」って聞いたことがありますか?腸活は、美肌・健康などすべてに関わる「腸」を元気にするため、腸内環境を整えることです。
残念ながら50代以降、腸はどんどん衰えていきます。今のうちから善玉菌を増やし、腸内環境を整える生活習慣に変えていけば、50代60代も元気な腸を保つことができますよね。
では、腸内環境のために善玉菌を増やすためにはどんな菌がいいのでしょう。
雑誌「マリソル」で、乳酸菌とビフィズス菌がとれるヨーグルトを、効果的に選ぶ方法が紹介されていました。
大腸は臓器の中で一番病気が多い
コラーゲンがどのように体に吸収されるかでも説明しましたが、口から入った食べ物の栄養は小腸から吸収されます。それなのに小腸ってほとんど病気がないんですよね。
でも大腸は臓器の中で一番病気が多く、いろんな腸内細菌が棲んでいます。
腸の中の細菌の数は500兆~1000兆個。その種類は500~1000種と言われ、その重さは1.5キロにもなるそうですよ。
腸の粘膜と肌の粘膜の起源は同じものらしく、便秘などで腸内環境が悪いと、腐敗した物質が再吸収されて肌荒れの一因になるそうです。
30代以上の女性の約48%が便秘状態と言われ、その原因は偏った食事やダイエット・運動不足・ストレスです。
あなたの腸年齢をチェックしてみよう
- 便秘ぎみ(または時々下痢をする)
- 便は硬く、気持ちよく出ない
- 便の色が茶褐色や黒っぽい
- おならや排便後のにおいがきつい
- 野菜が嫌い、あまり食べない
- 牛乳や乳製品が嫌い、ほとんど口にしない
- 運動不足を自覚している
- 顔色が悪く、肌にツヤがない。老けて見える
- ストレスが多く、飲酒や喫煙量がかさむ
何個チェックがつきましたか?診断結果は以下のとおり。
9個すべて・・・腸年齢は老人状態!
6〜8個・・・・悪玉菌増加・不調をきたすかも
3〜5個・・・・生活を見直す必要あり
1〜2個・・・・腸年齢と実年齢は同じ
0個・・・・・・腸年齢は若く、善玉菌優勢
私は「肌にツヤがない」にチェックを入れて1個。年相応の腸年齢という結果でした。
独身で1人暮らしの頃は喫煙もしていましたし、便秘がちで吹き出物もありました。腸内環境は悪かったと思います。
でも出産後、便秘を自覚したことがなく毎日快便です。もしかして出産でお尻の穴が広がったのかと思ったけど・・・コラコラ(笑)息子たちの免疫力を上げるため、ヨーグルトを一緒に食べるようになったからかもしれません。
効果別とるべきヨーグルトと乳酸菌の種類
スーパーのヨーグルト売り場に行くと、さまざまなヨーグルトが並んでいますよね。あなたはどんなヨーグルトを選んで食べていますか?
私はそのとき一番安いヨーグルトをカゴに入れています。
でもヨーグルトならなんでもいい、乳酸菌入りならどれでも一緒というわけではないそうです。
マリソルの記事を監修した、農学博士・辨野(べんの)義巳先生おすすめの種類、食べ方をご紹介しますね。
免疫力を上げたい
風邪をひきやすくなった。疲れがとれないという体の変化を感じていませんか?健康の基本は免疫力アップからです。大腸内で悪玉菌が優勢になると腐敗がおこり、免疫システムが低下するそうです。
免疫力アップに効く乳酸菌
『ナチュレ 恵(雪印メグミルク)』 ガゼリ菌SP株とビフィズス菌SP株の2つの乳酸菌入り・特定保健用食品
『ヤクルト(ヤクルト)』1本の中に乳酸菌シロタ株を200億個含んでいる。特定保健用食品の乳酸菌飲料
美肌になりたい
乳酸菌の中には肌荒れ改善効果が期待出来るタイプもあります。
季節の変わり目の乾燥や肌荒れなど、トラブルに負けない美肌のために手軽にとれるヨーグルトを。
肌荒れ対策・美肌力を上げる乳酸菌
『カスピ海ヨーグルト(フジッコ)』 クレモリス菌FC株は発酵するときに独特のとろ〜りとしたねばり成分EPSを作ります。
『ブルガリアヨーグルト(明治乳業)』 ブルガリア菌とサーモフィラス菌を発酵させた独自のLB81乳酸菌を含む 特定保健健康食品
便秘を解消したい
ほとんどの乳酸菌が便秘解消に効果があります。でも1〜2日食べただけではダメ。最短でも2週間は同じ乳酸菌を食べ続けなくては意味がありません。
便秘解消に効く乳酸菌
『ブルガリアヨーグルト(明治乳業) 』ブルガリア菌とサーモフィラス菌を発酵させた独自のLB81乳酸菌を含む 特定保健用食品
『LGG®ヨーグルトおなかへGG! (タカナシ乳業)』LGG®乳酸菌が生きたまま腸に届く 特定保健用食品
花粉症を予防したい
花粉症は免疫機能の過剰反応。乳酸菌で免疫力バランスを整えることで花粉症の症状を軽減できるそうです。
花粉症軽減に効く乳酸菌
『ビヒダス BB536 (森永乳業)』ロンガム菌由来のビフィズスBB536を配合した特定保健用食品
『LGG®ヨーグルトおなかへGG! (タカナシ乳業)』LGG®乳酸菌が生きたまま腸に届く 特定保健用食品
腸活・ヨーグルト以外のオススメの食べもの
まずは1種類のヨーグルトを1日300gを目安に2週間食べ続けてみる
乳酸菌もビフィズス菌も、もともと腸内に存在しています。ヨーグルトなどで外から入れた乳酸菌は、その菌の活性化をサポートしてくれます。
でも数日後にはうんちとして排出されますので、毎日摂り続けることが大切です。どの乳酸菌やビフィズス菌が自分に合うのかは、人によって異なります。
自分の腸内にどの菌がどれだけいるかはわかりません。まずは1種類のヨーグルトを1日300gを目安に2週間食べ続けてみてください。
- 肌の調子がよくなった
- お通じがよくなった
- お腹を壊さなくなった
などの不調が改善されれば、あなたの腸内環境に合う菌の入っているヨーグルトだということですね。
ヨーグルトで乳酸菌やビフィズス菌を取る目的は腸内環境を整えるためです。でもその前にうんちを出す力をつけなくては元も子もありません。
ヨーグルトを食べるだけではなく、野菜をしっかり食べ適度な運動をすることも忘れないでくださいね。
私はまず美肌の『カスピ海ヨーグルト』を食べ、10月からインフルエンザ対策に『ナチュレ恵』を食べ、年が明けたら花粉症対策に『ビヒダス』を食べて検証したいと思います。