本を断捨離しました。約150冊あった本を100冊まで減らしてみました。
急に本の整理をしたくなった理由は、部屋をきれいにしたかったから、と言いたいところですがじつは違います。
買っただけで読まない本があるのに、また新しい本を増やす。家の中が本だらけで頭の中が情報に溺れて、気持ちに余裕がないなーと感じたからです。
忙しいときに限って大変な作業を始めてしまうんだから、ほんと困ったものですね。
私の本の断捨離方法とは
本の全体量を把握する
本を読むのはもっぱらリビングです。ミニ書斎や寝室、ハンドバッグの中まで、家のあちこちに散らばっている本たちを1箇所に集めます。
なんたって、この最初の1箇所に集める作業がめんどうなのですよ〜。
この日はどういうわけかお尻に火がついちゃったので、がんばれました。
本をカテゴリー別に分類する
いる・いらないで処分を始める前にまず分類です。本はどんな内容だったかなと確認するために、パラパラめくってしまうので時間がかかりますね。
書店のようにカテゴリー別に分類しました。
分類してみると、あれ?意外とこのジャンルの本が多いなぁとか。無意識の自分が見えるようでだんだんとおもしろくなってきます。
必要のない本をよける
種類別に分けた本を「なんでこの本を買ったんだ?」「どんなことの役に立つんだ?」と自問自答していきます。
もう必要ないと判断した本は別の場所に分けておきます。保存しておきたい大事な本も捨てないように別の場所へ。
たとえばこのときの『AERA』は保存です→「アエラ」の取材を受ける。個人ブログの可能性について考えてみた。
書き込みをしながら本を読みたいので、図書館で借りるのではなく買ってしまっていたんですけどね。
判断に迷った本は図書館にあるかどうか確認し、借りられるなら諦める。という手段で手放して必要ない本のコーナーへ移動です。
情報は使わなきゃないのと同じですから、読んでないなら必要なかったんでしょう、きっと。このまま読まないでしょう、たぶん。
必要でなくなった本の行き先を考える
一番読むカテゴリーの本は手に取りやすい位置にしまいました。高さを揃えたりするより、読んだ後のしまいやすさを優先です。
そして最後に、必要でなくなった本をどうするか。本に限らずものを手放すときは、できるだけ手間のかからない方法がいいですよね。
フリーマーケットやバザーに出そうと思っても、出すタイミングや準備を考えているうちに、捨てられない自分が嫌になります。
面倒にならないうちに、ネットオフで買い取ってもらいました。7月31日まで買取金額20%アップのキャンペーン中ですよ。
本棚は自分をどう評価しているかが表れる場所
空間心理カウンセラーの伊藤勇司さんによると、本棚は「自分が自分をどう評価しているか」が見えやすい場所なんだそうです。
要するに、自分に対する評価が厳しい人は「人生を変えたい!」といった成功者の本や、自己啓発本がたくさん並んでいるということ。これを読んだら私の未来は変わる、そんな自分の願望や足りないものを埋めようとする本であふれているというわけです。
あなたの本棚はどうですか?どんな本が並んでいますか?
私は文章術や時間術の本ばかり買っていると自覚していて、それが自分に足りないスキルと言われたら納得したのですが。
じつは本を断捨離して必要だからと残した本は、仕事に関するカテゴリーが一番多かった。がちょーん。
自分に対する評価で見ていくと、まだまだ仕事の知識を埋めたいと考えていて、無意識に仕事に関する本を集めていたというわけ。
仕事はある一定のところまできて、それでは満足してないんだろうな。でも、さらに上を目指すには自信がなかったのだと思います。
結果的に自分のキャパ以上に知識やノウハウに手を出して、整理できなかったんですね。たかが本の整理ですが、自分の器を冷静に見られた気がします。
自分に必要だと残した本は読みかけにせず、1冊ずつ読んでいきます。自分がいまやれることだけに集中、です。
衝動的な断捨離も、たまには良いことを招いてくれますね。