「自分にしか書けないことを。だれが読んでもわかるように。」
パソコンの前に座ってばかりいては、文章が書けそうにない。
だから毎朝寝起きの10分間を、ふとんの中で本を読む時間にしました。
更年期の朝活。早朝は雨の音に気がつかないくらい集中できる清々しい時間です。
いま読んでいるのは「高校生のための文章読本 (ちくま学芸文庫)」
ちょうど10分で読める長さの名文が70篇も収められているのがいい。
高校生の時は読もうとすらしなかったのに、この年齢になるとすんなり読める。知らないことを知る充実した時間は、年齢を重ねてからのほうが楽しい。
この本は、「自分の心を自分の言葉で語る」ということを願って、高校生諸君のために編集された文章読本です。
とあるけれど、高校生だけなんてことはない。大人の私のための「やり直しの作文」「表現力を磨く」ための本だと思う。
ネットにある他人の書いた文章を参考にするより、自分らしさを文章に出したいなら読んで損はない本ですよ。
収録された70の文例は、自分にしか書けないことを表現した実例ばかり。これを全部読んだら私の表現の幅が広がりそうで怖いな〜。とか言ってみる。
文章を書くときに最も大切なことはなにか
他の人には書けないこと、自分にしか書けないことを書こうとすることである。
これがなければ、けっして文章を書くよろこびは生まれない。
文章を書くときに最も大切なこと、それは「自分にしか書けないことを書こうとすること」
自分にしか書けないテーマが見つからないと、ブログが書けなくてあたりまえなんですよね。
文章を書くよろこびは、私にとってブログを書くよろこびです。
私なら書ける!というテーマさえ見つけられたら、書きたくて書くことが楽しくなってくるんですね。
そういえば尾てい骨を強打して救急車で搬送された記事は、書きたくて書きたくてブログ中毒かと思ったけど(笑)
これは文章を書く喜びだったんだ!
いまは幸か不幸か、更年期の始まりを自覚して「自分にしか書けない更年期の体験」を書きたくてウズウズして、ハァ〜熱い。
ぶつかっては沈んで、浮かんでは揺れていた、書いている内容にまとまりのなくなっていたこのブログのために、神様が更年期を与えてくれたのかもしれません。
だれが読んでもわかるように書く
他人が読んでわかるように書いた時、はじめて自分の発見や経験が本人にも正確に見えてくるし
書く前よりもさらに深められたり、鋭くなったりするのである。
自分の経験を書くこともそうですが、文を書くこと自体、頭の中が整理されてきますね。
この部分の説明が足りないといってわかりやすくすることは、大事な読む人にむけての思いやりです。
読んでいる人に伝わるように、読み返しては直しているうちに、ブログ記事に深みや厚みが増す。
そしてたくさん読まれる良い文章になる。
私のブログは誰が読んでもわかるように書かれているだろうか。
一番古い記憶を書いてみる
「自分にしか書けないことを。だれが読んでもわかるように。」最適な材料は、一番古い記憶らしい。
言われてみれば一番読まれている母子分離不安の記事は古い記憶を思い出して書いたもの。
たまに自分で読んで泣いちゃってますし(笑)
1日経てばすべて過去の記憶となる。過去の記憶から自分にしか書けないこと見つけられるかな。
表現とは、一度人間の心の中を通ってきた「世界」に、「かたち」を与えることである。
多少時間はかかっても、私の心の中を通った書きたいことをかたちにして、ブログを育てていくつもりです。
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